LANY

LANYは、コロナ禍で2枚の新譜をリリースした後、2021年に北米ツアーを敢行した。LAのThe ForumやソルトレイクシティのVivint Smart Home Arena、ニューヨークのRadio City Music Hallといった象徴的な会場をソールドアウトにした彼らは、失われたツアーの感覚を取り戻すのに時間を要さなかった。ツアーでは広く称賛を集め、2022年のPollstar Awardsで、同世代のHarry Styles、The Jonas Brothers、BTSと共に「Best Pop Tour」にノミネートされた。

4枚目のアルバム（2021年9月3日発売）は、大きくギアを変えた作品となった。『gg bb xx』と題されたこのアルバムは、フロントマン兼ソングライターのPaul Kleinの言う、まばたきの瞬間に行き来する光の様な「マイクロ・モーメント」にフォーカスが当てられている。「気取らず、先入観のない、真っ白なタイトルにしたかった。だから、曲がどんな風に感じられても、それがアルバム・タイトルの意味なんだ」とPaulは説明する。

Andrew Goldsteinがプロデュースした『gg bb xx』は、2020年リリースの『mama's boy』の勢いのまま発表された。バンドにとって音楽的に新たな試みとなったこの作品は、ナッシュビルを経由して、LAとNYまでを制覇したグループの原点となるストーリーを込めた前日譚でもある。「僕たちは故郷にファンを連れて帰って、そこに何を置いていったか、そしてその理由を見せたんだ。LANYから少し距離を取って、背後にあるストーリーを教えにね。」とPaulは語る。結果として、収録曲「if this is the last time」は過去最大のヒットを記録し、アルバムも全米トップ10に入り。さらに多くの新しいファンを獲得した。

また、「Mean It」でLauv と、「Okay」でJulia Michaels とコラボをし、世界的ヒットを生み出してきた LANY は、2021 年にはついにカントリー界のスーパースターKelsea Ballerini と「I Quit Drinking」でコラボを果たし iTunesチャートで 1 位を獲得した。

LANYは結成後すぐに、「愛」「傷心」そして「つながりの探索」をテーマにしたアンセムで聴衆の心をわし摑みにした。2017年リリースのセルフタイトルデビューアルバムは、アリーナ公演の完売、多くのフェスティバルへの出演、35億回もの総再生数の記録などの世界的な成功の連鎖を引き起こした。

そして2022年、LANYはその評価をさらに高め、「gg bb xxツアー」で世界中を周る。